第41回全日本総合錦鯉品評会は初めて新潟朱鷺メッセで開催され、 原産地新潟開催ということもあり、1593尾が出展されるとても盛大な大会となりました。 熾烈な競争の中見事総合優勝を獲得されました加藤様、生産者である株式会社 大日養鯉場様、誠におめでとうございます。
会場では東山杵つき餅保存会の皆さんによる餅つきの実演と試食が行われ、 会場内は終始和やかな雰囲気でした。 対照的に錦鯉は新潟の厳しい冬があったために産まれたものだといわんばかりに 新潟市内は大雪に見舞われ、26年ぶりに81cmも積もる記録的な週末となりました。
国際錦鯉普及センター 遠山 寛志
【コメント】 この錦鯉は昨年大魚の部で優勝しましたが、今年は昨年にも増して 質と体型が向上し、より美しいものとなりました。昨年は少し老いを 感じるところがありましたが、今年はむしろ昨年より若返ったように見えます。 これだけの錦鯉の質・体型を維持するだけでなく、向上させたその飼育 技術は確かなものと評価することができるでしょう。
昭和三色/90部
【コメント】 昭和三色は黒・赤・白と三色のバランスがとても大切です。この錦鯉は 一見白地が少なく見えますが、背中から肩にかけて緋と墨の隔たりに よって白地が模様のように垣間見え、白地の美しさを強調しています。 昭和三色ならではのダイナミックさと、白地の美しさを兼ね備えたすばら しい錦鯉といえるでしょう。
【コメント】 錦鯉の評価の基準である体型・質・模様の中で、最も重要である体型が とても優れている錦鯉です。錦鯉は上から鑑賞するため、流線型のぷっくり とした体型がよいとされています。しかし、アンバランスと言えるほど体が 大きすぎるわけでもなく、頭から尾まで美しいラインを描いています。
加藤 栄作さん
【コメント】 一般的に体型はメスが優れ、オスは細身であると言われがちですが、 この錦鯉は一見体型だけ見ればメスではないかと勘違いしてしまうほど すばらしい体型をしています。このようにオスもメスに負けない体型を 維持できるのであれば、オスの人気も徐々に上がっていくことでしょう。
瀧川 信夫さん
【コメント】 この錦鯉は紅質が特に優れており、体を広く覆っている紅は一切ムラもなく、 キワもはっきりと美しく仕上がっています。一般的に尾止めがあったほうが よいと言われていますが、この錦鯉はそれよりも力強いイメージを与える すばらしい魅力があるため、壮魚に選ばれたと思います。
【コメント】 今回壮魚の部で二度目の受賞を果たしたこの錦鯉は、以前と変わらずうつくしい墨質持ち続けています。ただ黒いだけでなく、輝きのあるこの色艶はこのオスの魅力も一助になっているのでしょう。
菱田 勝さん
【コメント】 三色は紅・墨・白地のバランスを取るのがとても難しい品種ですが、 しっかりとした緋模様の上にバランスよく墨が配置され、特に肩には 艶やかな肩墨が出ているのが特徴です。鱗の美しさもこの錦鯉の 魅力の一つでしょう。より大きくなった時にどのような印象を与えるか とても楽しみです。
槙原 和人(広島県)
【コメント】 昭和は一般的に緋模様が紅白や三色に比べ甘くなりがちですが、 この昭和三色は尾止めもきれいにでていて紅も三段になりバランスよく出ています。 良い紅や墨や美しい白地に出てくる、とは正にこのことで、 素地の美しさがこの錦鯉の潜在能力を高めていると言えるでしょう。
加藤 孝治さん
【コメント】 一瞬光りものかと間違えるほど白地と紅が輝いている美しい錦鯉です。 緋模様が大きく、見える白地は少ないですが、成長に伴い見え方もかわり また違った良さを将来見せてくれることでしょう。
昭和三色