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受賞風景(写真は代理人) |
【コメント】
チャンピオンの条件は、 『どの鯉にもまさる優秀さをもつこと』と 『どの鯉にもまさる魅力をもつこと』です。
この鯉の優秀さは、背に大きく描かれた鞍がけ緋と尾止めの緋です。 特に尾止めの緋のあり方は理想的で、こうした尾止め緋をもたないと銘鯉とは言われません。また、背の緋模様も力強くデザインされ、尾止め緋と対になってどの鯉にもまさる優秀鯉となっています。
次に、この鯉の魅力は、純白な肌と丸点模様、背の真っ白さです。
この2つの条件をみたすことによってこの鯉はチャンピオンとなったのです。
例えば、この鯉と競った63部の昭和は質の優秀さから来る美しさはありますが、チャンピオンの条件である「どの鯉にもまさる優秀さ」において紅白に一歩譲ったのです。
この鯉の体型、質、模様の条件は申し分なく、チャンピオンにふさわしい優秀さを兼ね備えております。体型は伸びやかな見事な体型をしており、質も白地は純白でその白地の美しさは際立っております。緋質もその層も厚く均一な緋盤で最上級の質で、模様も丸点4段の変化にとんだ力強いデザインを持っています。この鯉は、チャンピオンにふさわしい鯉と言えましょう。
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