第26回錦鯉全国若鯉品評会
第26回錦鯉全国若鯉品評会
第26回錦鯉全国若鯉品評会が4月12日(土曜日)、 13日(日曜日)に新潟県小千谷市総合体育館で開催されました。 開催が昨年より1週間早かったせいか、会場の桜はまだ咲き始めた ばかりでしたが、今年も前年を上回る総数1619尾の若鯉が出品され、 とても華やいだ雰囲気に包まれていました。

震災後、復興も兼ねて去年、今年と新潟で開催された若鯉品評会は、 来年九州で開催されます。地元の人も名残惜しむように沢山の人が会場に集まり、 お披露目された美しい鯉を楽しんでいました。

日本の愛好家の皆様と遠く海外から足を運んでくださった世界中の愛好家の皆様の 多大なるご支援のお陰で新潟はほぼ復興致しました。 これからもご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。

2008年4月12日(土)13日(日)開催
主催:全日本錦鯉振興会 担当・新潟地区
後援:新潟県・長岡市・小千谷市・魚沼市・川口町・(社)新潟県錦鯉協議会JA越後おぢや


大会総合優勝
品種区分/部別 紅白/第63部 大会総合優勝
受賞者(国) 星野 将宏(愛知県)
星野将宏さん
星野将宏さん

【コメント】

存在感のある紅白です。体よし。質よし。模様よし3拍子そろった紅白です。厚い紅が、3段模様でダイナミックに太い体に描かれています。緋盤のサイズと模様が完璧です。質の良さは当然として、そのユニークなデザインがこの鯉をより印象的にしています。頭の緋の入りは必ずしも理想的ではありませんが我々の注意を引きます。さらに最後の緋模様は絶妙です。単なる緋模様ではなく、白地をのこした魅力的なデザインです。頭の模様が軽いので、尾の模様も軽くなければいけません。この白地のデザインがこの鯉において、大変大きな役割をはたしています。存在感のある紅白です。体よし。質よし。模様よし3拍子そろった紅白です。厚い紅が、3段模様でダイナミックに太い体に描かれています。緋盤のサイズと模様が完璧です。質の良さは当然として、そのユニークなデザインがこの鯉をより印象的にしています。頭の緋の入りは必ずしも理想的ではありませんが我々の注意を引きます。さらに最後の緋模様は絶妙です。単なる緋模様ではなく、白地をのこした魅力的なデザインです。頭の模様が軽いので、尾の模様も軽くなければいけません。この白地のデザインがこの鯉において、大変大きな役割をはたしています。

目に緋がのっていますが、一般には好まれるものではありません。これがあるだけでこの鯉を嫌う人もいるでしょう。しかし、鯉は全体のバランスが大事です。少々欠点があっても、それをおぎなうだけのものがあれば、それほど大騒ぎする必要はありません。この鯉が総合優勝を獲得したということはこのことを証明しています。

成魚の部総合優勝
品種区分/部別

紅白/第63部

成魚の部総合優勝
受賞者(都道府県) 譚 永権(中国)
譚永権さん
譚永権さん

【コメント】

大変印象的な作品です。この泳ぐ宝石を所有するオーナーは大変幸運な方ですね。模様の良さは一目瞭然ですが、質がすばらしいのに目がいきます。特に目を引くのが、美しいキワです。一段目、2段目の後キワをみてください。すばらしい丸染めのラインです。同時に、尾の模様はかみそりギワになっています。深く、均一の紅に加え、このキワの美しさがこの鯉を一品にしています。

若鯉の部総合優勝
品種区分/部別 紅白/38部 若鯉の部総合優勝
受賞者(都道府県) 鍔元 規之(岐阜県)
鍔元規之さん
鍔元規之さん

【コメント】

紅白の進化の歴史は、模様を、1段から2段、2段から3段への段模様への歴史でもあります。この鯉は5つの緋盤をもっています。これだけで、この鯉の価値葉上がります。その上、すべての緋がすばらしい調和をとって並んでいます。もしひとつでも、今の位置ではなく、1cmもずれていたら、バランスが崩れこの鯉は入賞できなかったかもしれません。将来有望な紅白です。

幼魚の部総合優勝
品種区分/部別 大正三色/23部 幼魚の部総合優勝
受賞者(都道府県) 松沢 秀治(埼玉県)
松沢秀治さん

松沢秀治さん

【コメント】

どこからみても、完璧な鯉です。クリーンな頭から、完璧な三段の紅白模様を作っています。緋模様にそって、墨がすばらしい場所にでています。このような、鯉にとって大事な場所にでている墨を、ツボ墨といいます。肩墨、胴墨が三色として、エレガントな美をさらにかもしだしています。